「留学保険って本当に必要なの?」「どの保険会社を選べばいいの?」「クレジットカードの付帯保険じゃダメ?」
留学保険は、海外での思わぬケガや病気、盗難やトラブルから自分を守るための重要な備えです。海外の医療費は日本と比べて桁違いに高額になることがあり、保険なしで渡航するのは非常にリスクが高い行為です。
この記事では、留学保険の選び方のポイント、補償内容の違い、加入のタイミングまで詳しく解説します。「保険はよくわからないから後回し…」という方こそ、ぜひ読んでみてください。

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なぜ留学保険は必要なのか
「健康だから大丈夫」と思っている方も、海外では日本とは異なるリスクがあります。留学保険が必要な理由を具体的に見てみましょう。
海外の医療費は想像以上に高い
海外での医療費は日本の常識が通用しません。以下は各国の医療費の一例です。
| 国 | ケース | 費用の目安 |
|---|---|---|
| アメリカ | 盲腸の手術・入院 | 約300万〜500万円 |
| イギリス | 骨折の治療・入院 | 約100万〜200万円 |
| オーストラリア | 救急車の利用 | 約5万〜10万円 |
| カナダ | 風邪で病院受診 | 約3万〜5万円 |
アメリカで盲腸の手術を受けると数百万円の請求が来るのは珍しくありません。日本の健康保険は海外では使えませんので、自己負担100%です。
ビザ申請の条件になっている国がある
オーストラリア、イギリス、ドイツなど、保険への加入がビザ発給の条件になっている国もあります。保険に入っていないとそもそも入国できないケースもありますので、渡航先の条件は必ず確認しましょう。
学校が加入を義務付けている場合がある
語学学校や大学によっては、入学の条件として特定の補償内容を持つ保険への加入を求めるケースがあります。学校の入学要件も事前にチェックしておきましょう。
保険金請求の約6割が「治療・救援費用」に関するものです。慣れない海外生活では、体調を崩したりケガをしたりするリスクは想像以上に高いと認識しておきましょう。
留学保険で押さえるべき補償内容
留学保険には様々な補償項目がありますが、特に重要なものを解説します。
治療・救援費用(最重要)
ケガや病気で治療を受けた際の費用をカバーします。留学保険で最も重要な補償項目です。補償額は「無制限」「5,000万円」「3,000万円」などから選べますが、アメリカやイギリスなど医療費が高額な国に行く場合は、無制限または5,000万円以上がおすすめです。
個人賠償責任
他人にケガをさせたり、他人のものを壊してしまったりした場合の賠償金をカバーします。ホームステイ先で物を壊してしまった場合や、アパートで水漏れを起こしてしまった場合なども補償の対象です。
携行品損害
パソコンやカメラ、スマートフォンなどの所持品が盗まれたり壊れたりした場合の補償です。海外ではスリや置き引きのリスクが高いですので、この補償は入っておきたいところです。
航空機遅延費用
飛行機が遅延・欠航した際の宿泊費や食事代を補償してくれます。海外の空港でトラブルに巻き込まれた場合に助かります。
歯科治療
留学保険ならではの補償項目で、歯の治療費をカバーしてくれるプランがあります。海外で歯の治療を受けると非常に高額になりますので、歯科治療の補償がついているプランを選ぶのがおすすめです。
緊急一時帰国費用
家族の不幸など、急遽帰国しなければならない場合の航空券代などを補償してくれます。留学保険特有の補償で、通常の海外旅行保険にはないことが多い項目です。

留学保険の費用目安
留学保険の保険料は、渡航先・期間・補償内容によって大きく変わります。以下は一般的な費用の目安です。
| 留学期間 | 保険料の目安 |
|---|---|
| 1ヶ月 | 約1万〜2.5万円 |
| 3ヶ月 | 約3万〜8万円 |
| 6ヶ月 | 約8万〜15万円 |
| 1年間 | 約15万〜30万円 |
補償を手厚くすればするほど保険料は上がりますが、治療・救援費用だけは妥協しないことをおすすめします。1年間の留学で保険料30万円は決して安くありませんが、万が一の医療費がそれ以上になるリスクを考えれば、十分に元が取れる備えです。
クレジットカードの付帯保険で代用できる?
「クレジットカードに海外旅行保険がついているから、それでいいのでは?」と考える方も多いですが、注意が必要です。
| 項目 | クレジットカード付帯保険 | 留学保険 |
|---|---|---|
| 補償期間 | 最長90日間 | 留学期間全体 |
| 治療費の上限 | 100万〜300万円が多い | 無制限プランあり |
| 歯科治療 | 対象外が多い | カバーされるプランあり |
| キャッシュレス治療 | 対応カードが限られる | 提携病院で対応可能 |
| 緊急一時帰国 | 対象外 | カバーされる |
クレジットカードの付帯保険は補償期間が最長90日間のため、3ヶ月以上の留学には対応できません。また、治療費の上限が低いため、アメリカなど医療費が高額な国では補償が不足する可能性があります。
1ヶ月程度の短期留学であればクレジットカードの付帯保険で補える場合もありますが、できれば留学保険に加入しておく方が安心です。
クレジットカードの付帯保険と留学保険を併用することで、補償を手厚くする方法もあります。カード保険はあくまでサブとして考え、メインは留学保険に加入しましょう。
留学保険を選ぶ5つのポイント
1. 治療・救援費用の補償額
最も重視すべき項目です。渡航先の医療費水準に合わせて、十分な補償額のプランを選びましょう。アメリカなら無制限、それ以外の国でも最低3,000万円以上が安心です。
2. キャッシュレス治療の対応
キャッシュレス治療とは、保険会社が病院に直接支払いをしてくれるサービスです。このサービスがない場合、数百万円を一旦自腹で立て替えてから後日請求する必要があります。提携病院の多い保険会社を選ぶのが鉄則です。
3. 歯科治療の補償
海外で歯が痛くなった場合、治療費は1回の治療で数万〜十数万円かかることもあります。歯科治療をカバーするプランを選んでおくと安心です。ただし、出発前からの虫歯治療は対象外ですので、出発前に歯医者で検診を受けておきましょう。
4. 日本語対応のサポート窓口
海外でトラブルが起きた時に日本語で相談できる窓口があるかどうかは重要です。24時間対応の日本語サポートデスクがある保険会社を選ぶと、いざという時に心強いです。
5. 保険料と補償内容のバランス
保険料が安いプランは補償が薄いことが多いです。逆に、必要以上に手厚いプランは費用がかさみます。自分の渡航先とリスクに合わせて、i保険などの比較サイトで複数のプランを見比べてみましょう。

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保険加入のタイミングと手続きの流れ
いつ加入すべき?
出発の1ヶ月前には保険の手続きを済ませておくのが理想です。長期の留学保険は書面での郵送契約が必要なケースが多く、書類のやり取りに1〜2週間かかることもあります。
ネット加入と窓口加入
| 加入方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ネット加入 | 自宅で手続き完了・割引あり | 対面相談ができない |
| 窓口加入 | 対面で相談しながら選べる | 手続きに時間がかかる |
| エージェント経由 | 留学手続きと一括で対応 | 選択肢が限られることも |
ネット加入の場合、保険料が5〜10%割引になるケースもあります。ただし、補償内容をしっかり理解した上で申し込むことが前提です。不安がある方は、ほけんの窓口などの対面相談を活用するのも良い方法です。
留学保険の費用を節約するコツ
保険は必要だけど費用はできるだけ抑えたい…という方のために、節約のポイントを紹介します。
・フリープランを活用する:補償項目を自分で選べるフリープランなら、不要な補償を外して保険料を下げられます
・ネット割引を使う:オンライン申込みで5〜10%の割引が受けられる保険会社があります
・現地の保険と組み合わせる:カナダやオーストラリアなど、現地の保険が安い国では日本の保険を最低限にして現地保険を併用する方法もあります
・留学期間を正確に設定する:余裕を持ちすぎた期間設定は保険料の無駄になります

よくある質問(Q&A)
Q. 留学保険と海外旅行保険の違いは?
留学保険は長期滞在を前提としており、歯科治療や緊急一時帰国、個人賠償責任(アパートの水漏れなど)といった留学特有のリスクもカバーしています。海外旅行保険は短期の旅行向けで、補償期間が限られています。3ヶ月以上の留学であれば、留学保険を選びましょう。
Q. 持病があっても加入できる?
持病の内容や程度によります。既往症がある場合は告知義務がありますので、正直に申告しましょう。持病に関する治療は補償対象外になることが多いですが、それ以外のケガや病気はカバーされます。加入可否は保険会社に直接確認してみてください。
Q. 留学中に保険を延長できる?
多くの保険会社で延長が可能です。ただし、保険期間が切れる前に手続きをする必要があります。期間が切れてからでは延長できませんので、留学期間の変更が決まったら早めに連絡しましょう。
Q. 保険金の請求は難しい?
保険会社にもよりますが、基本的には領収書や診断書などの書類を提出すれば請求できます。キャッシュレス治療対応の提携病院を利用すれば、そもそも自分で立て替える必要がありませんので、手続きの手間も最小限です。
Q. 出発当日でも加入できる?
一部の保険会社ではネット申込みで出発当日の加入が可能ですが、選択肢が限られます。余裕を持って1ヶ月前には手続きを完了させておきましょう。JASSOの留学保険ページも参考になります。
まとめ
留学保険は「お守り」ではなく「必需品」です。海外の高額な医療費に備え、安心して留学生活を送るために、保険への加入は必須と考えてください。
保険選びのポイントは、治療・救援費用の補償額、キャッシュレス治療への対応、歯科治療の補償の3つです。保険料だけで比較するのではなく、補償内容とのバランスを見て判断しましょう。
「よくわからないから」と後回しにせず、出発の1ヶ月前には手続きを済ませておくことをおすすめします。比較サイトを活用して、自分に合ったプランを見つけてください。

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