留学準備で最初にやるべきことの一つがパスポートの取得。パスポートがなければビザの申請もできないし、航空券の予約にもパスポート番号が必要になるケースがある。留学が決まったら、できるだけ早くパスポートを手に入れておこう。
この記事では、パスポートの申請方法、必要書類、費用、そして申請の流れをわかりやすく解説していく。オンライン申請の方法も紹介するので、効率よく手続きを進めたい方はぜひ参考にしてほしい。

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パスポートの種類と有効期間
日本のパスポートには、有効期間が5年と10年の2種類がある。申請者の年齢によって選べるタイプが異なるため、自分がどちらを申請できるか確認しておこう。
- 10年有効パスポート(赤い表紙):18歳以上の方が申請可能(2026年7月より18歳以上は10年のみに一本化)
- 5年有効パスポート(紺色の表紙):18歳未満の方が申請可能
2026年7月の法改正により、18歳以上は10年有効パスポートのみの申請となった。18歳未満は引き続き5年有効パスポートを申請する形になる。
パスポート申請に必要な書類
パスポートの申請には以下の書類が必要になる。窓口申請の場合とオンライン申請の場合で若干異なるため、それぞれ確認しておこう。
窓口申請の場合
- 一般旅券発給申請書(窓口で入手、または外務省の公式サイトからダウンロード可能)
- 戸籍謄本(全部事項証明書)1通(発行から6ヶ月以内のもの)
- 住民票の写し1通(住民基本台帳ネットワークで確認できる場合は省略可能な自治体もある)
- パスポート用の証明写真1枚(縦45mm×横35mm、6ヶ月以内に撮影したもの)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
オンライン申請の場合
マイナンバーカードとマイナポータルアプリ対応のスマートフォンがあれば、オンライン申請も利用できる。全ての都道府県でマイナポータルからのオンライン申請が可能になっている。
オンライン申請の場合、戸籍情報がシステム上で連携されるため、戸籍謄本の提出が省略できるのが大きなメリットだ。さらに、窓口に行くのは受け取り時の1回だけで済むため、忙しい方にもおすすめ。

パスポートの申請手数料
パスポートの手数料は有効期間や申請方法によって異なる。記事執筆時点で、手数料は以下のとおり改定されている。
2026年7月改定後の手数料
| 種類 | オンライン申請 | 窓口申請 |
|---|---|---|
| 10年有効(18歳以上) | 8,900円 | 9,300円 |
| 5年有効(18歳未満) | 4,400円 | 4,800円 |
オンライン申請のほうが窓口申請より安いため、マイナンバーカードを持っている方はオンライン申請を利用するのがお得だ。
パスポート申請の流れ
ステップ1:必要書類を準備する
戸籍謄本は本籍地の市区町村役場で取得する。本籍地が遠方の場合は郵送での請求も可能だが、届くまでに1〜2週間ほどかかることがあるため、余裕を持って準備しよう。
ステップ2:申請する
住民登録している都道府県のパスポートセンター(旅券事務所)で申請するか、オンライン(マイナポータル)で申請する。窓口の受付時間は自治体によって異なるため、事前に確認すること。
ステップ3:受け取る
申請からパスポートの受け取りまでには、通常約1〜2週間程度かかる。受け取り時には本人が窓口に出向く必要があり、申請時に渡された受理票と手数料(収入印紙+都道府県証紙)が必要だ。
申請が集中する時期(春先など)は処理に時間がかかることもある。受取可能日は各都道府県の旅券事務所のサイトや「パスポート受取可能日検索システム(パスけん)」で確認できる。
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留学にはパスポートの残存期間にも注意
すでにパスポートを持っている方も、残存有効期間には注意が必要だ。多くの国では入国時にパスポートの残存期間を求めており、一般的に「滞在期間+6ヶ月以上」の残存期間が必要とされている。
留学期間中にパスポートの有効期限が切れてしまう場合は、出発前に切替申請(更新)を済ませておこう。パスポートの残存有効期間が1年未満であれば、切替申請が可能だ。

パスポート申請でよくあるミスと対策
写真の規格ミス
パスポート用の証明写真には厳しい規格がある。背景が無地でない、顔の大きさが規定を満たしていない、メガネの影が写っているなどの理由で撮り直しになるケースが少なくない。パスポートセンター近くの証明写真機や写真館で撮影すれば、規格に合った写真を撮ってもらえる。
戸籍謄本の取り忘れ
パスポートの新規申請・切替申請には戸籍謄本(全部事項証明書)が必要だ(オンライン申請の場合は省略可)。住民票と戸籍謄本は別物のため、混同しないよう気をつけよう。
代理申請の制限
パスポートの受け取りは、年齢を問わず必ず本人が窓口に出向く必要がある。申請だけは代理人が行える場合もあるが、受け取りの代理は認められていない。
よくある質問(Q&A)
Q. パスポートの申請から受け取りまで最短で何日かかる?
一般的には申請から約1〜2週間程度。ただし、繁忙期や申請内容によってはそれ以上かかることもあるため、余裕を持って3〜4週間前には申請しておくのが安心だ。
Q. 未成年でもパスポートは自分で申請できる?
未成年者の場合、申請書に法定代理人(親権者)の署名が必要になる。また、戸籍謄本も必要だ。受け取りは本人が窓口に行く必要がある。
Q. パスポートの申請は本籍地でないとダメ?
いいえ、パスポートの申請は住民登録をしている都道府県のパスポートセンターで行う。本籍地と住民登録地が異なっていても問題ない。ただし、戸籍謄本は本籍地の市区町村から取り寄せる必要がある。
Q. 留学中にパスポートの有効期限が切れたらどうなる?
留学先の国にある日本大使館や総領事館でパスポートの更新手続きができる。ただし、手続きには時間がかかるため、出発前に有効期限を確認して必要であれば切替申請しておくのがベスト。
Q. パスポートの写真はスマホで撮っても大丈夫?
スマホで撮影した写真でも規格を満たしていれば使用可能だ。ただし、背景・顔の大きさ・明るさなど細かい基準があるため、不安な方はパスポートセンター近くの証明写真機や写真館で撮影するのが確実。オンライン申請の場合は、マイナポータルアプリからスマホで撮影した写真をアップロードすることもできる。
Q. パスポートは留学にどのくらい前に取るべき?
パスポートの取得はビザ申請の前に必要になるため、留学の半年前には申請しておくのが理想的だ。ビザ申請の際にパスポート原本を提出するケースも多いため、早めに手元に準備しておこう。

まとめ
パスポートの申請は留学準備の中でも最初に取りかかるべき手続きの一つだ。必要書類をそろえて申請すれば、通常1〜2週間程度で受け取ることができる。マイナンバーカードがあればオンライン申請も利用でき、戸籍謄本の提出省略や手数料の割引といったメリットもある。
すでにパスポートを持っている方は、残存有効期間が留学期間をカバーしているかの確認を忘れずに。留学準備全体のスケジュールについては「留学はいつから準備を始めるべき?理想のスケジュールと時期別やることガイド」も参考にしてほしい。
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