留学について調べていると「人生が変わる最高の体験」というキラキラした情報が目に入りますよね。確かに最高の体験になりうる一方で、しんどいこともたくさんあるのが現実です。
この記事では、海外留学のメリットとデメリットを包み隠さず解説しています。良い面だけでなく厳しい面も知った上で、それでも留学する価値があるかを判断する材料にしてください。

留学のメリット
語学力が飛躍的に伸びる
24時間英語に囲まれる環境は、日本で週1回の英会話教室に通うのとは次元が違います。最初の1ヶ月は聞き取りすら難しくても、3ヶ月後には日常会話が普通にできるようになったという体験談は非常に多いです。
ただし注意点もあります。日本人同士で固まっていると英語がまったく伸びないケースもあるため、環境を活かせるかどうかは自分の行動次第です。
価値観が広がる
世界中から来た人たちと生活を共にすると、「こんな考え方もあるんだ」「日本の常識は世界の常識ではない」ということを実感できます。帰国後に物事を多角的に見られるようになるのは、留学ならではの大きな収穫です。
自立する力がつく
海外で一人で生活するのは想像以上に大変です。部屋探し、銀行口座の開設、病院の受診…すべて自分でやらなければなりません。しかしこの経験を乗り越えた後は「なんでもできる」という確かな自信がつきます。
キャリアにプラスになる
留学経験は就職や転職で評価されることが多いです。特に英語力と異文化コミュニケーション力の両方を身につけている人材は、グローバル企業で重宝されます。

留学のデメリット
費用がかかる
これが最大のハードルです。半年〜1年の留学で200〜500万円程度かかるのが現実です。ワーホリや奨学金で抑える方法はありますが、ある程度まとまった資金は必要になります。
ホームシックになる
最初の1〜2ヶ月は寂しさとの闘いです。夜中に一人で泣いてしまったという経験者は珍しくありません。ただし、ほとんどの留学生が3ヶ月程度で現地の生活に慣れていくので、最初の辛さを乗り越える覚悟があれば大丈夫です。
日本でのキャリアにブランクができる
社会人の場合、留学期間は職歴のブランクになります。帰国後の就職活動でプラスに説明できる留学にするために、目的と計画をしっかり立てておくことが重要です。
「留学すれば自動的に英語がペラペラになる」というのは大きな誤解です。日本人同士でつるんでいたり、自分から話す努力をしなかったりすると、1年滞在してもほとんど伸びないケースもあります。
思ったより英語が伸びないことも
留学したからといって自動的にペラペラになるわけではありません。現地で積極的にコミュニケーションを取る姿勢がなければ、日本で勉強するのと大差ない結果になることもあります。
トラブルに遭うリスク
盗難、詐欺、差別など、日本より治安が悪い国が多いのも事実です。事前に現地の治安情報を調べて、自分の身は自分で守る意識を持つことが大切です。

留学を成功させるためのアドバイス
目的を明確にする
「なんとなく海外に行きたい」という状態だと、現地で何をすべきかわからず迷走してしまいます。「TOEICを800点にする」「現地企業でインターンする」「多国籍の友達を作る」など、具体的な目標を設定してから出発しましょう。
日本にいるうちに基礎英語力をつけておく
中学レベルの英文法と基本単語は出発前にマスターしておくことを強くおすすめします。現地で基礎から勉強するのは時間とお金がもったいないです。せっかく高い費用をかけて行くのですから、現地でしかできない「実践」に時間を使いましょう。
日本人以外の友達を積極的に作る
日本人コミュニティは居心地がいいですが、そこに浸かっていると英語力は伸びません。多国籍の友達を作る努力が必要です。最初はつたない英語でも、伝えようとする気持ちがあれば友達はできます。
留学の成功・失敗を分けるのは「環境」ではなく「自分の行動」です。受け身で過ごすか、積極的に動くかで結果はまったく変わります。
メリットとデメリットを比較して判断するポイント
留学のメリット・デメリットは人によって重みが異なります。以下のような観点で自分にとってのバランスを考えてみてください。
費用面が気になるなら、ワーホリやフィリピン留学など低コストの選択肢を検討しましょう。キャリアのブランクが心配なら、短期留学や夏休みを活用した留学から始めるのも一つの方法です。
ホームシックが不安なら、最初はホームステイを選ぶことで家庭的な環境が得られます。英語力の伸びに不安があるなら、出発前の学習を徹底することでリスクを大幅に減らせます。

それでも留学をおすすめする理由
デメリットも多く挙げましたが、それでも留学には大きな価値があります。理由はシンプルで、留学でしか得られない経験があるからです。
言葉が通じない環境で奮闘した経験、異文化の中で自分のアイデンティティを見つめ直した経験、知らない土地で一から人間関係を作った経験。これらは日本にいたら絶対に手に入らない宝物です。
迷っているなら、まずは短期留学から始めてみてください。1ヶ月でも行けば「もっと長くいたい」か「やっぱり合わない」かがわかります。
よくある質問
Q. 留学で英語力はどのくらい伸びますか?
A. 個人差はありますが、3ヶ月の語学留学で日常会話レベル、半年で仕事で使えるレベル、1年でかなり流暢なレベルが一つの目安です。ただし、現地でどれだけ積極的に英語を使うかによって大きく変わります。
Q. 社会人が留学するのは不利になりませんか?
A. 留学の目的と成果を明確に説明できれば、むしろキャリアのプラスになります。「英語力+海外経験」を持つ人材は多くの企業で求められています。ただし、帰国後のキャリアプランを出発前にしっかり考えておくことが大切です。
Q. 留学中に日本が恋しくなったらどうすればいいですか?
A. ホームシックは誰にでも起きる自然な感情です。現地の日本人コミュニティに頼りすぎないようにしつつ、週に1回は家族や友人とビデオ通話する時間を作ると精神的に安定します。また、現地での新しい趣味や活動を見つけると、気持ちが前向きになりやすいです。
Q. 留学に向いていない人の特徴はありますか?
A. 「誰かに何とかしてもらいたい」という受け身の姿勢が強い方は、海外生活で苦労しやすい傾向があります。ただし、留学をきっかけに自立心が芽生えるケースも多いので、向いていないから行くべきではないということはありません。大切なのは「自分を変えたい」という気持ちです。

参考:トビタテ!留学JAPAN

