語学留学1年は、英語力を確実に伸ばしたい方にとって最も効果が期待できる期間です。1年あれば、日常会話からビジネス英語まで幅広いレベルの英語力を身につけることが可能です。
しかし、1年間の語学留学にかかる費用は国によって約200万円から650万円と、非常に大きな差があります。まとまった資金が必要になるため、事前の予算計画は欠かせません。
この記事では、語学留学1年の費用相場を国別に比較し、予算の組み方や節約術まで詳しく解説します。長期留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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語学留学1年の費用内訳
1年間の語学留学にかかる費用は、渡航前と現地の費用を合わせると相当な金額になります。全体像を把握しておきましょう。
渡航前にかかる費用
- 往復航空券:3万円〜20万円
- 海外留学保険:12万円〜25万円
- ビザ申請費用:2万円〜6万円
- エージェント手数料:0円〜25万円
- 健康診断・予防接種:0円〜3万円
現地でかかる費用(12ヶ月分)
- 語学学校の授業料:50万円〜300万円
- 滞在費:50万円〜180万円
- 食費:24万円〜60万円
- 交通費:6万円〜24万円
- 通信費:2万円〜6万円
- お小遣い・娯楽費:24万円〜60万円
1年の留学では、語学学校の長期割引が大きく効いてくるため、1ヶ月あたりの授業料は短期留学よりもかなり安くなります。一方で、滞在費や生活費は期間分だけ積み上がるため、トータルの出費は大きくなります。
国別の1年費用相場
フィリピン:150万円〜250万円
フィリピンは1年間の留学でも200万円前後に収まることが多く、費用面では大きな優位性があります。1日6〜8時間のマンツーマンレッスンを1年間受けられるため、コストパフォーマンスは英語圏の中で群を抜いています。
ただし、フィリピンでの1年留学は途中でモチベーションが下がりやすいという声もあるため、途中でプログラムを変えるなどの工夫が必要です。
マルタ:220万円〜350万円
マルタは1年の長期留学でも、ヨーロッパの中では比較的リーズナブルです。多国籍な環境で学べるうえ、ヨーロッパ各国への旅行も気軽にできるため、勉強以外の体験も豊富に得られます。
カナダ:280万円〜450万円
カナダの1年留学では学生ビザが必要です。バンクーバーやトロントは生活費が高めですが、ウィニペグやハリファックスなどの中規模都市を選べば、生活費を2〜3割抑えることが可能です。
オーストラリア:300万円〜500万円
オーストラリアは学生ビザでのアルバイトが認められているため、現地収入で生活費をカバーできます。Fair Work Ombudsman(オーストラリア公正労働委員会)によると、最低時給は世界的に見ても高水準で、週20時間程度のアルバイトでも相当な収入が見込めます。
アメリカ:370万円〜600万円
アメリカは授業料・滞在費ともに高額で、1年の留学費用は500万円を超えることも珍しくありません。F-1ビザではキャンパス外でのアルバイトが原則禁止のため、渡航前にすべての費用を準備する必要があります。
イギリス:400万円〜650万円
英語圏で最も費用が高いイギリスですが、授業の質やカリキュラムの充実度は高く評価されています。ロンドン以外の都市(マンチェスター、リーズ、ブリストルなど)を選べば、ロンドンと比べて生活費を3〜4割抑えられることがあります。

1年の語学留学で期待できる効果
1年間の語学留学は、英語力の飛躍的な向上が見込める期間です。
TOEICスコアの変化
1年間の留学では、TOEICスコアが150点から400点程度アップすることが一般的とされています。もちろん個人差はありますが、毎日英語を使う環境に身を置くことで、特にリスニング力とスピーキング力の向上が顕著です。
到達レベルの目安
- 初心者スタート:日常会話は不自由なく行えるレベル。簡単なビジネスシーンにも対応可能に
- 中級者スタート:ネイティブとの議論やプレゼンテーションが可能なレベル。ビジネス英語の運用能力が身につく
- 上級者スタート:ネイティブと同等に近いコミュニケーションが可能に。専門分野での英語運用力が向上する
1年留学の注意点
1年間という長い期間中、途中でモチベーションが下がることがあります。3ヶ月ごとに目標を設定し、定期的に英語力をテストで測定するなど、モチベーションを維持する工夫をしましょう。
1年留学の費用を抑える方法
ワーキングホリデーとの組み合わせ
ワーキングホリデービザを利用すれば、最初の数ヶ月は語学学校に通い、その後は現地で働きながら英語力を磨くという計画が立てられます。オーストラリアやカナダでは、この方法で1年間の留学費用を実質半額以下に抑える方も少なくありません。
二ヶ国留学を活用する
フィリピンで3ヶ月+オーストラリアやカナダで9ヶ月、といった組み合わせにすることで、フィリピンの安い授業料で基礎を固めてから欧米圏で実践力を磨けます。
奨学金制度を最大限に活用する
JASSO(日本学生支援機構)の海外留学支援制度は、大学生を中心に利用できる奨学金制度です。月額5万円〜10万円程度の給付が受けられるプログラムもあり、1年間で数十万円の支援を受けることが可能です。
語学学校の年間割引を利用する
多くの語学学校では、半年以上や1年間の申し込みで大幅な割引を提供しています。割引率は学校によりますが、20〜30%オフになることもあります。エージェント経由で交渉することで、さらなる割引が受けられるケースもあります。

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1年留学の資金準備スケジュール
1年間の留学費用を準備するには、計画的な貯金が必要です。出発の1年前から準備を始めることをおすすめします。
出発1年前〜半年前
- 目標貯金額を設定し、毎月の貯金計画を立てる
- 奨学金の情報収集と申請準備を始める
- 留学エージェントに相談し、見積もりを取る
出発半年前〜3ヶ月前
- 語学学校の申し込みと授業料の支払い
- ビザの申請手続き
- 海外留学保険の加入
- 航空券の予約
出発3ヶ月前〜出発直前
- 現地で必要な準備(持ち物リストの作成、健康診断など)
- 為替レートの有利なタイミングで外貨の両替
- 渡航前のオリエンテーションに参加
注意点
為替レートは留学費用に大きく影響します。円安のときは海外での費用が割高になるため、為替の動向も考慮に入れて資金計画を立てましょう。外貨預金やデビットカードを活用して、有利なレートでの両替を心がけてください。
よくある質問
Q. 1年留学と大学進学はどちらがいいですか?
目的によって異なります。英語力の向上が主な目的であれば語学留学、学位取得やキャリアアップが目的であれば大学進学がおすすめです。語学留学から大学進学に切り替えるケースもあります。
Q. 1年分の生活費をすべて持っていく必要がありますか?
すべてを現金で持っていく必要はありません。海外送金サービスやデビットカード、クレジットカードを活用して、分割で資金を管理するのが一般的です。
Q. 途中で語学学校を変えることはできますか?
可能ですが、転校先の学校に再度入学手続きが必要で、費用がかかる場合があります。ビザの条件にも影響する可能性があるため、エージェントに相談しながら進めましょう。
Q. 留学中のアルバイト収入で生活費をまかなえますか?
オーストラリアやカナダなど、アルバイトが許可されている国では、週20時間程度のアルバイトで生活費の大部分をカバーできるケースもあります。ただし、仕事探しに時間がかかることもあるため、最低3ヶ月分の生活費は渡航前に確保しておきましょう。

まとめ
語学留学1年の費用は、フィリピンの150万円程度からイギリスの650万円程度まで、国によって大きく異なります。
この記事の要点を整理します。
- 1年の留学費用は国によって150万円〜650万円の幅がある
- 長期割引を活用すれば、1ヶ月あたりの授業料は短期より割安になる
- TOEICスコアが150〜400点アップする効果が期待できる
- ワーキングホリデーや二ヶ国留学で費用を大幅に抑えられる
- 出発1年前から計画的な資金準備を始めるのが理想的
1年間の語学留学は大きな投資ですが、英語力だけでなく、異文化理解や人脈など、人生を豊かにする多くの財産が得られます。しっかりとした予算計画を立てて、充実した留学生活を送ってください。
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